CrudeDrug:Uncariae Uncis cum Ramulus

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チョウトウコウ (Uncariae Uncis cum Ramulus)

一般生薬名 釣藤鈎, goutenggou, Uncariae Uncis cum Ramulus
基原 Uncaria rhynchophylla Miquel, Uncaria sinensis Haviland, Uncaria macrophylla Wallich, カギカズラ
原植物科名 Rubiaceae, アカネ科
薬用部位 茎枝の一部をつけた鈎刺
選品 鈎刺のみのものが最上品. 一般に蔓茎の細い紫色を帯びた嫩鈎の多いものが良品 (TN).
臨床応用 鎮痙, 鎮痛薬として, 発熱による頭痛, 目眩, 高血圧症患者の頭痛, 眩暈, 脳の動脈硬化, 痙攣, 小児のひきつけ, 癇症, 高熱時の神昏などに応用する. またマラリア, リウマチにも用いる.
伝統医学的薬効 分類 平肝熄風薬
薬効 清熱平肝, 息風定驚. 頭痛眩暈, 感冒挟驚, 驚癇, 筋肉のひきつり, 妊娠子癇に応用する;高血圧症に用いる.
薬味・薬性 甘, 微苦. 寒.
成分情報 インドール系アルカロイド Indole alkaloids:
U. rhynchophylla (*C1):
Rhynchophylline, Corynoxeine, Isorhynchophylline, Isocorynoxeine, Hirsutine, 18,19-Dehydrohirsutine (=Hirsutein), Dihydrocorynantheine, Corynantheine
U. sinensis (*C2, C3):
Geissoschizine methylether, Hirsuteine, Hirsutine, Rhynchophylline, Corynoxeine, Isorhynchophylline, Isocorynoxeine
U. kawakamii (*C1):
Uncarine A, Uncarine B, Mitraphylline
薬理作用 呼吸 (少量, 興奮;大量, 抑制). 抗痙攣. 抗ウイルス. 血管拡張, アドレナリンalpha遮断, 抗不整脈, カルシウム拮抗作用. 中枢セロトニン受容体阻害, 鎮静作用. 睡眠延長 (geissoschizine methylether), 血圧降下作用 (hirsutine, isorhynchophylline)(C2, C4). 培養小脳顆粒細胞におけるグルタミン酸による細胞死抑制 (フェノール画分, アルカロイド画分) (P1, P2, P3), 脳虚血による空間学習行動障害予防 (アルカロイド画分, rhynchophylline) (P4).
DNA配列
適応症 高熱, 痙攣, 頭痛, めまい, ふらつき, 高血圧症, 脳動脈硬化症, 目の充血, ひきつけ, 癇症
方剤 七物降下湯, 釣藤散, 抑肝散, 抑肝散加陳皮半夏湯 [本朝経験], 抑肝散加陳皮半夏湯 [浅井南溟], 羚羊角飲
参考文献 B1) 植研, 74, 42 (1999).
C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. II, pp 186-187.
C2) Nat. Med., 51, 79 (1997).
C3) Nat. Med., 52, 353 (1998).
C4) Nat. Med., 53, 308 (1999).
P1) J. Trad. Med., 15, 241 (1998).
P2) Am. J. Chin. Med., 29, 173 (2001).
P3) J. Pharm. Pharmacol., 51, 715 (1999).
P4) J. Trad. Med., 19, 28 (2002).
Cl1) J. Trad. Med., 11, 246 (1994).
Cl2) Phytomed., 4, 15 (1997).
同類生薬 キャッツクロー (Cat's Claw, Uncaria tomentosa (Willd.) DC. の刺)
備考 台湾ではタイワンカギカズラ U. kawakamii Hayata も用いる. 『中華人民共和国薬典』には『日本薬局方』収載の3種の他, U. hirsuta Havil. 及び U. sessilifructus Roxb. の鈎刺を付けた茎枝が規定される. 日本市場に出回るものは主に U. rhynchophyllaU. sinensis である. 江西省産など U. rhynchopylla に由来する釣藤鈎はオキシインドールアルカロイド (rhynchophylline, corynoxeine, isorhynchophylline, isocorynoxeine) のみを含有し, 一方 U. sinensis に由来する釣藤鈎は主としてインドールアルカロイド (geissoschizine methylether, hirsuteine, hirsutine) を含有することが報告されており, さらに後者は産地によってオキシインドールアルカロイドを少量含むもの (貴州省産タイプ) と比較的多く含むもの (広西自治区産タイプ) があることが判っている (C3). 最近, 軽, 中度の脳血管性痴呆患者に対して釣藤鈎が配合された釣藤散が有効であることが二重盲検法の臨床試験で報告されている (Cl1, Cl2). 釣藤鈎の研究は増々進むものと思われる.


詳細情報


  • [ 含有成分]


写真

生薬コード00026395


LC-MS Data

タイプ 試料コード 補足事項
 植物
 生薬 00026395
 エキス 10026395 水エキス
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