CrudeDrug:Phellodendri Cortex

From WAKANDB

Jump to: navigation, search

Contents

オウバク (Phellodendri Cortex)

一般生薬名 黄柏, huangbo, Phellodendri Cortex
基原 Phellodendron amurense Ruprecht, Phellodendron chinense Schneider, キハダ
原植物科名 Rutaceae, ミカン科
薬用部位 樹皮 (周皮を除く)
選品 皮が厚く, 鮮やかな山吹色で, 苦味の強いものが良品. 粉末では水で練るとすぐに粘性を出すものが良い (TN).
臨床応用 苦味健胃, 整腸, 消炎性収斂薬として, 胃腸炎, 腹痛, 黄疸, 下痢などに応用する. また消炎薬として, 打撲症などに外用する.
伝統医学的薬効 分類 清熱燥湿薬
薬効 清熱燥湿, 瀉火除蒸, 解毒療瘡. 湿熱瀉痢, 黄疸, 帯下, 熱淋, 脚気, 歩行困難, 骨蒸労熱, 盗汗, 遺精, 瘡瘍腫毒, 湿疹掻痒に用いる.
薬味・薬性 苦. 寒.
成分情報 トリテルペン系サポニン Triterpenoid saponins:
(*C1):
Obakunone, Obakulactone (=Limonin)
ステロール Sterols:
(*C1):
beta-Sitosterol, Campesterol, 7-Dehydrostigmasterol 及びその linolate, palmitate
フラボンとフラボノール Flavones & Flavonols:
葉 (*C1):
Amurensin, Phellamurin
イソキノリンアルカロイド Isoquinoline alkaloids:
(*C1):
Berberine, Palmatine, Magnoflorine, Jateorrhizine, Phellodendrine, Candicine, Menisperine
その他 Other:
(*C1):
Guanidine
薬理作用 抗菌作用 (黄柏末, berberin:黄色ブドウ球菌, 肺炎菌など). 抗炎症作用 (メタノールエキス).
DNA配列 DDBJ Accession numbers: AF066804, AF025523
適応症 胃腸炎, 腹痛, 黄疸, 下痢, 血便, 帯下, 排尿痛, 尿の混濁, 下肢の腫脹・疼痛, 盗汗, 皮膚化膿症, そう痒
方剤 痿証方, 温清飲, 補陰湯, 龍胆瀉肝湯 [一貫堂], ハップ用複方オウバク散, オウバク・タンナルビン・ビスマス散, 益元湯, 黄解散, 黄連解毒湯 [外台], 黄連解毒湯 [回春], 黄連消毒飲, 加味四物湯, 加味八脉散, 荊芥連翹湯 [一貫堂], 柴胡清肝散, 滋陰降火湯, 梔子豉湯, 滋腎通耳湯, 七物降下湯, 除湿補気湯, 秦艽防風湯, 腎疸湯, 清湿湯, 清暑益気湯, 清中安蛔湯, 清熱補血湯, 当帰六黄湯, 白頭翁湯, 白頭翁加甘草阿膠湯, 半夏白朮天麻湯
参考文献 C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. II, pp 147-150.
同類生薬
備考 日本産黄柏の原植物であるキハダの変種にはヒロハノキハダ P. amurense Rupr. var. sachalinense Fr. Schm., オオバノキハダ, ケキハダ P. amurense Rupr. var. japonicum Maxim. Ohwi, ミヤマキハダ P. amurense Rupr. var. lavallei Dode Sprague がある. 黄柏は奈良県の「陀羅尼助」や長野県の「百草」などの家庭薬原料としても使用され, またベルベリン製造原料としての用途も多い. 日本では新潟, 長野, 奈良, 熊本県などで栽培され, 梅雨明けごろに樹皮を剥いで調製される. 日本産の黄柏は, 全体の使用量の20%ほどで, その他は中国から輸入される. 中国では P. chinense の樹皮を「川黄柏」, P. amurense の樹皮を「関黄柏」と称する. 一般にアルカロイド含量は南方のものほど高い. 漢方では, 下半身の湿熱を清する生薬とされる.


詳細情報


  • [ 含有成分]


写真

生薬コード00025875


LC-MS Data

タイプ 試料コード 補足事項
 植物
 生薬 00025875
 エキス 10025875 水エキス
Views
Personal tools