CrudeDrug:Menthae Herba

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ハッカ (Menthae Herba)

一般生薬名 薄荷, bohe, Menthae Herba
基原 Mentha arvensis var. piperascens, ハッカ
原植物科名 Lamiaceae, ハッカ
薬用部位 地上部または葉
選品 葉の青味が強く, 香気の強いものが良品 (TN).
臨床応用 芳香性健胃, 駆風薬, 頭痛, 目まい, 咽頭痛, 瘰癧, 心腹脹満などに応用する. 多くは l-menthol (防腐, 局所麻酔), ハッカ油, ハッカ水などの製造原料とする.
伝統医学的薬効 分類 辛涼解表薬
薬効 宣散風熱. 清頭目, 透疹. 風熱感冒, 風温初起, 頭痛, 目赤, 喉痺, 口瘡, 風疹, 麻疹, 胸脇脹悶に用いる.
薬味・薬性 辛. 涼.
成分情報 モノテルペノイド Monoterpenoids:
(*C1):
l-Menthol (精油約1%の70~90%), l-Menthone, 1,8-Cineole, Isomenthone, d-Neomenthol, alpha-Pinene, Camphene, Menthenone, l-Limonene, Piperitone, Piperitenone, Pulegone
セスキテルペノイド Sesquiterpenoids:
(*C1):
beta-Caryophyllene, Germacrene-D
薬理作用 中枢抑制, 血管拡張, 皮膚刺激, 鎮痙作用 (精油). 局所刺激, 局所麻酔, 鎮痙, 駆風, 利胆, 駆虫作用 (menthol).
DNA配列 DDBJ Accession numbers: Z37420, U28876
適応症 発熱, 悪寒, 頭痛, 無汗, 咽喉の腫脹疼痛, 目の充血, 麻疹, そう痒, 胸脇が張って痛む, 腹満, 腹痛, 嘔吐, 下痢
方剤 加減涼膈散, 加減涼膈散一方, 加味逍遙散, 加味逍遙散合四物湯, 響声破笛丸, 荊芥連翹湯[一貫堂], 香芎湯, 柴胡清肝散, 滋陰至宝湯, 瀉胃湯, 逍遙散, 清胃瀉火湯, 清咽利膈湯, 清上防風湯, 清涼飲, 洗肝明目湯, 川芎茶調散, 知母茯苓湯, 内疎黄連湯, 八味逍遙散, 防風通聖散, 竜胆瀉肝湯 [一貫堂], 涼膈散
参考文献 C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. II, pp 42-43.
同類生薬 セイヨウハッカ葉 (ペパーミント・リーフ), ミドリハッカ葉 (スペアミント・リーフ)
備考 セイヨウハッカ Mentha piperita L. はミドリハッカ M. spicata L. とウォーターミント M. aquatica L. の自然雑種で, 世界各地で商業用, 園芸用に栽培されている. その葉は代表的なヨーロッパ生薬でセイヨウハッカ葉 Mentae Piperitae Folium またはペパーミント・リーフと称し, 鎮痙, 駆風, 利胆薬として胃炎や腸炎, 胃腸の疝痛, 鼓腸, 慢性胆のう病などに応用される. これから得られた精油 (0.5~4%:ペパーミント油) は薄荷から得られた精油よりメントールが少なく, 味, 香りともに勝るとされる. セイヨウハッカ葉には menthofuran が含まれるが, 薄荷にはあっても痕跡程度であり, この成分により両者は区別することができる. ミドリハッカ葉 Menthae Crispae Folium は健胃, 駆風薬とされ, これから得られた精油 (0.8%~2.5%:スペアミント油) はペパーミント油と同様うがい薬や菓子類に広く用いられる. この精油の約50%は carvone であり menthol は含まれない. ハッカはヨーロッパのセイヨウハッカの利用が東漸して中国に伝わり, 用いだしたものと考えられている. ハッカはハッカ油 Oleum Menthae Japonicae をとるため, 北海道で多く栽培されている.


詳細情報


  • [ 含有成分]


写真

生薬コード00025938


LC-MS Data

タイプ 試料コード 補足事項
 植物
 生薬 00025938
 エキス 10025938 水エキス
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