CrudeDrug:Curcumae Rhizoma

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ウコン (Curcumae Rhizoma)

一般生薬名 鬱金, yujin, Curcumae Rhizoma
基原 Curcuma longa Linne, ウコン, キゾメグサ
原植物科名 Zingiberaceae, ショウガ科
薬用部位 根茎
選品 質が堅く, 外面鮮黄かっ色で, 横切面の黄色が濃いものが良品. また芳香, 辛味ともに強いものが良品 (TN).
臨床応用 利胆, 芳香性健胃薬として, 肝炎, 胆道炎, 胆石症, カタル性黄胆などに用い, また止血, 通経薬として, 吐血, 尿血, 経閉痛, 胸脇部の痛み, 腹痛などに応用する.
伝統医学的薬効 分類 活血去瘀薬
薬効 破血行気, 通経止痛, 胸肋刺痛, 閉経, 癥瘕, 風湿肩臂疼痛, 跌撲, 腫痛に用いる.
薬味・薬性 辛, 苦. 寒.
成分情報 モノテルペノイド Monoterpenoids:
C. longa (*C1):
1,8-Cineole, d-alpha-Phellandrene
C. wenyujin (*C1):
Camphor, Camphene
セスキテルペノイド Sesquiterpenoids:
C. longa (*C1):
alpha-Turmerone, beta-Turmerone, d-ar-Turmerone, Zingiberene
C. wenyujin (*C2):
Curcumol, Curdione
C. wenyujin (*C3):
Wenjine
ジアリールヘプタノイド Diarylheptanoids:
C. longa (*C1):
Curcumin, Demethoxycurcumin, Bisdemethoxycurcumin
薬理作用 唾液分泌と胃運動亢進 (精油). 胆汁分泌, 排出の促進 (curcumin, turmerone, cineole). 抗炎症 (curcumin). 抗腫瘍 (curcumin, ar-turmerone). 胆汁分泌 (curcumin, cineole). 血管弛緩作用 (*E1).
DNA配列 DDBJ Accession numbers: AB047718, AB047738, AB047710, AB047731, AB047723, AB047746 (*G1-G3)
適応症 急性肝炎, 慢性肝炎, 胆石症, 黄疸, 胸脇が張って痛む, 狭心痛, 乳房が張って痛む, 腹痛, 月経痛, 吐血, 鼻出血, 血尿, 意識障害, 高熱, 癲癇発作, 狂躁
方剤 希有処方に配合
参考文献 C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp 176-179.
C2) Chem. Pharm. Bull., 39, 843 (1991).
C3) Chem. Pharm. Bull., 39, 854 (1991).
G1) Biol. Pharm. Bull., 24: 1389-1394 (2001).
G2) Biol. Pharm. Bull., 25: 1593-1599 (2002).
E1) Biol. Pharm.Bull., 26: 1135-1143 (2003).
G3) Biol. Pharm. Bull., 27: 144-146 (2004).
同類生薬 黄絲郁金, 温郁金, 緑絲郁金, 桂郁金, 片姜黄, 温莪朮, 蓬莪朮, 広西莪朮, ハルウコン
備考 中国では Curcuma 属植物の地下部を根茎と塊根とに分け, 別名で呼ぶ. Curcuma longa Linn. の根茎は「姜黄」で塊根は「黄絲郁金」, C. wenyujin Y. H. Chen et C. Ling の根茎は縦切片にしたものを「片姜黄」, 丸ごとのままを「温莪朮」と称し, 塊根は「温郁金」という. C. phaeocaulis Val. の根茎は「蓬莪朮」で塊根は「緑絲郁金」, C. kwangsiensis S. G. Lee et C. F. Liang の根茎は「広西莪朮」で塊根は「桂郁金」と称す. 『中華人民共和国薬典』によれば,「姜黄, Rhizoma Curcumae Longae」は性味が辛苦・温で, 破血行気, 通経止痛の効があり, また「片姜黄, Rhizoma Wenyujin Concisum」も同様な性味と薬効が記載されている. 一方, 中国の「郁金, Radix Curcumae」には黄絲郁金, 温郁金, 緑絲郁金, 桂郁金が含まれ, 性味が辛苦・寒で, 行気化瘀, 清心解鬱, 利胆退黄の効があり, 経閉痛経, 胸腹脹痛, 刺痛, 熱病神昏, 癲癇発狂, 黄疸尿赤に用いると記載されている. 一方, 日本国内では中国産生薬を用いているのだが, C. longa の根茎を「鬱金, Curcumae Rhizoma」, 塊根を「玉金 (川玉金), Curcumae Radix」と呼ぶ. したがって, 中国でいう「姜黄」を日本では「鬱金」と称しているわけである. 中国の「郁金」には4種の原植物があるので, 日本でいう「玉金」も原植物は4種類ある可能性がある. 沖縄などではウコン C. longa とハルウコン C. aromatica Salisb. が栽培されている. 各々の根茎は健康食品としても需要がある. 鬱金はカレー粉の原料, 食品の着色料, 指示薬としてクルクマ紙, クルクマチンキとしても用いる.


詳細情報


  • [ 含有成分]


写真

生薬コード00026404


LC-MS Data

タイプ 試料コード 補足事項
 植物
 生薬 00026404
 エキス 10026404 水エキス
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