CrudeDrug:Bupleuri Radix

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サイコ (Bupleuri Radix)

一般生薬名 柴胡, chaihu, Bupleuri Radix
基原 Bupleurum falcatum Linne, ミシマサイコ
原植物科名 Apiaceae, セリ科
薬用部位
選品 根が大きく, 潤いがあり, 地上茎や葉の残片が少ないものが良品 (TN).
臨床応用 解熱, 解毒, 鎮痛, 消炎薬として, 胸脇苦満 (胸脇部の圧痛), 寒熱の往来 (マラリアなどの周期熱), 黄疸, 慢性肝炎, 慢性腎炎, 代謝障害などに応用する. 漢方医学でいう少陽病の主薬である.
伝統医学的薬効 分類 辛涼解表薬
薬効 疏散退熱, 舒肝, 升陽. 感冒発熱, 寒熱往来, マラリア, 胸脇脹痛, 月経不調, 子宮脱垂, 脱肛に用いる.
薬味・薬性 苦. 微寒, (平).
成分情報 脂肪酸 Fatty acids:
(*C1):
Stearic acid, Oleic acid, Linolic acid, Linolenic acid
糖質 Sugar:
(*C1):
Adonitol
トリテルペノイド Triterpenoids:
(*C1):
Saikogenin E, Saikogenin F, Saikogenin G
B. falcatum (*C2, C3, C4):
Prosaikogenin F, Prosaikogenin G, Prosaikogenin A, Prosaikogenin D, Saikogenin F, Saikogenin G, Saikogenin A, Saikogenin D, Saikogenin E
トリテルペン系サポニン Triterpenoid saponins:
(*C1):
Saikosaponin a, Saikosaponin b, Saikosaponin c, Saikosaponin d, Saikosaponin e, Saikosaponin f
B. falcatum (*C2, C3, C4):
Saikosaponin a, Saikosaponin d, Saikosaponin b1, Saikosaponin b2, Saikosaponin c
ステロール Sterols:
(*C1):
alpha-Spinasterol, Stigmasterol, ⊿7-Stigmastenol, ⊿22-Stigmastenol
薬理作用 粗サポニン分画:中枢抑制, 鎮痛, 鎮咳, 解熱, 抗炎症, ストレス性潰瘍抑制, 利尿. Saikogenin A:中枢抑制, 鎮痛, 鎮咳, 解熱, 抗炎症. メタノール可溶・水可溶分画:鎮痛, 抗潰瘍. Saikogenin A,D:抗炎症, 肝蛋白合成促進, 肝グリコーゲン量増加, コレステロール・トリグリセロール・リン脂質濃度上昇抑制.
DNA配列 DDBJ Accession numbers: AF077877, AJ131344, U50224, U58552, D63489
適応症 肝硬変, 発熱, 往来寒熱, 口が苦い, 憂欝, いらいら, 胸脇が張って痛む, 月経不順, 慢性下痢, 脱肛下血, 子宮下垂
方剤 医王湯, 益気養栄湯, 延年半夏湯, 黄耆別甲湯, 黄連解毒湯 [回春], 乙字湯, 解労散, 加減小柴胡湯, 加味帰脾湯, 加味逍遙散, 加味逍遙散合四物湯, 緩痃湯, 橘皮半夏湯, 九味柴胡湯, 九味半夏湯, 荊芥連翹湯 [一貫堂], 荊芥連翹湯 [回春], 柴葛解肌湯, 柴陥湯, 柴胡加芒硝湯, 柴胡加竜骨牡蛎湯, 柴胡去半夏か楼湯, 柴胡桂枝湯, 柴胡桂枝乾姜湯, 柴胡厚朴湯, 柴胡四物湯, 柴胡清肝散, 柴胡疎肝湯, 柴胡別甲湯, 柴胡養栄湯, 柴芍六君子湯, 柴朴湯, 柴苓湯, 滋陰至宝湯, 四逆散, 滋腎通耳湯, 紫蘇子湯, 十味敗毒湯, 春林赫石脂湯, 小柴胡湯, 小柴胡湯加黄連茯苓, 小柴胡湯加桔梗石膏, 小柴胡合半夏厚朴湯, 逍遙散, 升陽散火湯, 除湿補気湯, 助陽和血湯, 秦艽別甲湯, 秦艽防風湯, 腎疸湯, 神秘湯, 清熱補血湯, 大柴胡湯, 竹茹温胆湯, 知母茯苓湯, 頓嗽湯, 人参散, 人参養栄湯 [聖済], 敗毒湯, 貝母湯, 八味逍遙散, 補中益気湯, 養肺湯, 抑肝散, 抑肝散加陳皮半夏湯 [浅井南溟], 抑肝散加陳皮半夏湯 [本朝経験], 羚羊角飲
参考文献 C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp 121-124.
C2) J. Trad. Med.,14, 34 (1997).
C3) Biol. Pharm. Bull., 20, 1274 (1997).
C4) Biol. Pharm. Bull., 21, 588 (1998).
同類生薬 銀柴胡
備考 『中華人民共和国薬典』では中国産柴胡として, Bupleurum chinense DC. (マンシュウミシマサイコ) 及び B. scorzonerifolium Willd. (ホソバミシマサイコ) の乾燥した根が規定され, 前者を「北柴胡」, 「津柴胡」, 後者を「南柴胡」, 「紅柴胡」と称する. 『日本薬局方』 (14局第1追補) では中国産の B. chinense 及び B. scorzonerifoliumB. falcatum の地域変異で, 同一種であるとする説を採用し, B. falcatum の根であると規定する.


詳細情報


  • [ 含有成分]


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生薬コード00025903


LC-MS Data

タイプ 試料コード 補足事項
 植物
 生薬 00025903
 エキス 10025903 水エキス
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