CrudeDrug:Atractylodis lanceae Rhizoma

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ソウジュツ (Atractylodis lanceae Rhizoma)

一般生薬名 蒼朮, cangzhu, Atractylodis lanceae Rhizoma
基原 Atractylodes lancea De Candolle, Atractylodes chinensis Koidzumi, ホソバオケラ, サドオケラ, サドソウジュツ, コダチソウジュツ
原植物科名 Asteraceae, キク科
薬用部位 根茎
選品 よく肥大し重質で気味の強いものが良品 (TN).
臨床応用 利尿, 発汗, 健胃, 整腸薬として, 消化不良, 下痢, 風湿による筋肉疾患などに用いる. 漢方でいう水毒 (水分代謝障害・不全) の要薬. 蒼朮は白朮に比べて燥湿の力が勝るとされ, 温盛の実証に用いる.
伝統医学的薬効 分類 芳香化湿薬
薬効 燥湿健脾, 去風散寒, 明目. 腹 (胃) 脹満, 泄瀉, 水腫, 脚気, 歩行困難, 風湿痺痛, 風寒感冒, 夜盲に用いる.
薬味・薬性 甘. 辛. 温.
成分情報 その他の脂肪族関連化合物 Other aliphatic and related compounds:
A. lancea (*C1):
Atractylodinol, Acetylatractylodinol
セスキテルペノイド Sesquiterpenoids:
A. lancea (*C1):
Atractylodin, l-alpha-Bisabolol, beta-Selinene, Atractylone, beta-Eudesmol, Hinesol, Elemol
A. lancea, A. chinensis (*C2):
Atractylodin, Hinesol, beta-Eudesmol, Elemol, Atractylone, Selina-4(14), 7(11)-dien-8-one
薬理作用 抗真菌. 鎮静 (エキス, 精油成分, beta-eudesmol, hinesol). 抗痙攣 (エキス, beta-eudesmol, hinesol). 血糖降下 (アルコールエキス).
DNA配列 DDBJ Accession numbers: AB008758, AB008759, AB008760, AB008761, AB008762
適応症 消化不良, 腹満, 胸が苦しい, 悪心, 嘔吐, 下痢, 関節の腫脹・疼痛, 頭痛, 無汗, 発熱, 悪寒, 夜盲, 角膜混濁, 白内障
方剤 痿証方, 胃苓湯, 茵蔯散, 越婢加朮湯, 加減胃苓湯, 化食養脾湯, 加味四物湯, 加味逍遙散合四物湯, 加味平胃散, 甘草附子湯, 駆風触痛湯, 桂枝加朮附湯, 桂枝加苓朮附湯, 桂枝芍薬知母湯, 桂枝二越婢一湯加苓朮附, 啓脾湯, 香砂平胃散, 五積散, 実脾湯, 四物湯脚気加減, 消風散, 舒筋立安散, 除湿補気湯, 秦艽防風湯, 腎疸湯, 真武湯, 清湿化痰湯, 清上蠲痛湯, 清熱解鬱湯, 疎経活血湯, 大防風湯, 沢瀉湯, 治打撲一方, 当帰芍薬散末, 当帰拈痛湯, 謄龍湯, 二朮湯, 半夏白朮天麻湯, 不換金正気散料, 附子湯, 分消湯, 平胃散, 防已黄耆湯, 補気建中湯, 補腎湯, 補中治湿湯, 薏苡仁湯 [明医指掌], 抑肝散, 抑肝散加陳皮半夏湯 [浅井南溟], 抑肝散加陳皮半夏湯 [本朝経験], 六鬱湯, 回春茵蔯散, 香砂養胃湯
参考文献 C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp 47-50.
C2) Nat. Med., 51 (6), 499 (1997).
同類生薬 白朮
備考 茅朮 (毛朮, 漢蒼朮) は A. lancea ホソバオケラ (湖北, 江西, 江蘇省などに産す), 津蒼朮 (山蒼朮) は A. chinensis シナオケラ (河北, 河南, 山西省に産す), 北鮮蒼朮は A. koreana Kitam. (=A. lancea DC. var. simplicifolia Kitam.) ナンマンオケラ (吉林, 遼寧省, 朝鮮半島北部に産す), 韓蒼朮は A. japonica Koidz. オケラ (中国東北地方, 朝鮮半島, 日本に産す) である. 江蘇省茅山産の茅朮は品質のよいものとして特に有名である. 精油成分が蒼朮の表面に, 白色の綿状に析出し, カビと見誤ることが多いが, beta-Eudesmol と Hinesol の混晶であり, 良質のものである証拠である. 近年, 精油成分の特徴から, A. lancea には茅山型, 湖北・安徽型, 大別山型があり, A. chinensis には北部型と南部型があることが報告されている. A. lancea, A. chinensis, A. koreana に由来する蒼朮は Atractylodin を共通して含み, これを含まない A. japonica 及び A. ovata 由来の白朮とは明瞭に区別される.


詳細情報


  • [ 含有成分]


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生薬コード00025918


LC-MS Data

タイプ 試料コード 補足事項
 植物
 生薬 00025918
 エキス 10025918 水エキス
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