CrudeDrug:Atractylodis Rhizoma

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ビャクジュツ (Atractylodis Rhizoma)

一般生薬名 白朮, baizhu, Atractylodis Rhizoma
基原 Atractylodes japonica Koidzumi ex Kitamura, Atractylodes ovata De Candolle, オケラ, オオバナオケラ
原植物科名 Asteraceae, キク科
薬用部位 根茎
選品 虫害のない芳香の強いものが良い. 中国産の方が佳品である (TN).
臨床応用 健胃, 利尿, 止瀉, 整腸, 止汗薬として, 胃腸炎, 消化不良, 下痢, 腎臓機能の減退による尿利の減少または頻数, 浮腫, 身体衰弱, 自汗, 身体疼痛などに応用する. 漢方でいう水毒を除く要薬. 脾弱の虚証に多く用いる.
伝統医学的薬効 分類 補気薬
薬効 健脾益気, 燥湿利水, 止汗, 安胎. 脾虚食少, 腹脹泄瀉, 痰飲眩悸, 水腫, 自汗, 胎動不安に応用する.
薬味・薬性 苦, 甘. 温.
成分情報 その他の脂肪族関連化合物 Other aliphatic and related compounds:
A. japonica (*C1):
Diacetylatractylodiol, (4E,6E,12E)-Tetradecatriene-8,10-diyne-1,3-diol diacetate, (6E,12E)-Tetradecadiene-8,10-diyne-1,3-diol diacetate
A. ovata (*C1):
(4E,6E,12E)-1-Acetoxy-3-senecioyloxytetradeca-4,6,12-trien-8,10-diyn-14-ol, (4E,6E,12E)-1-Acetoxy-3-isovaleryloxytetradeca-4,6,12-trien-8,10-diyn-14-ol
多糖類 Polysaccharides:
A. japonica (*C1):
Atractan A, Atractan B, Atractan C
セスキテルペノイド Sesquiterpenoids:
A. japonica (*C1):
Atractylone, 3beta-Acetoxyatractylone, 3beta-Hydroxyatractylone, Atractylenolide I, Atractylenolide II, Atractylenolide III, 4(14),7(11)-Selinadien-8-one
A. ovata (*C1):
Atractylone, gamma-Cadinene, gamma-Patchoulene
(*C2):
Eudesma-4(14),7(11)-dien-8-one
クマリン類 Coumarins:
A. ovata (*C1):
Scopoletin
その他の芳香族誘導体 Other aromatic derivatives:
A. japonica (*C1):
Furfural
その他 Other:
A. japonica (*C1):
Acetaldehyde
A. ovata (*C1):
Butenolide A
薬理作用 抗炎症 (煎液). 利尿 (エタノールエキス). 抗腫瘍 (煎液).
DNA配列 DDBJ Accession numbers: AB008758, AB008759, AB008760, AB008761, AB008762
適応症 消化不良, 大腸炎, 食欲不振, 泥状水様便, 腹満, 倦怠感, 腹痛, 冷え, 浮腫, 尿量減少, 頭のふらつき, めまい, 下痢, 自汗, 胎動不安, 切迫流産, 関節の腫脹・疼痛
方剤 安産湯, 胃風湯, 加減八物湯, 化食養脾湯, 医王湯, 益気養栄湯, 葛根加苓朮附湯, 夏檳湯, 加味帰脾湯, 加味逍遙散合四物湯, 加味八仙湯, 加味平胃散, 枳朮湯, 帰脾湯, 逆挽湯, 芎帰調血飲, 芎帰補中湯, 玉屏風散, 近郊方朮附湯, 桂枝加朮附湯, 桂枝加苓朮附湯, 桂枝去桂加茯苓白朮湯, 桂枝芍薬知母湯, 桂枝人参湯, 香砂六君子湯, 桂枝二越婢一湯, 柴胡別甲湯, 柴芍六君子湯, 柴苓湯, 四君子湯, 七味白朮湯, 実脾湯, 十全大補湯, 十味ざ散, 春林赫石脂湯, 正観湯, 消痞湯, 四苓湯, 秦艽防風湯, 腎疸湯, 真武湯, 正観湯, 滋陰降火湯, 滋陰至宝湯, 順気和中湯, 升陽散火湯, 清暑益気湯, 清熱補気湯, 喘四君子湯, 銭氏白朮散, 壮原湯, 大桃花湯, 大防風湯, 沢瀉湯, 知母茯苓湯, 中正湯, 丁附理中湯, 当帰芍薬散末, 当帰芍薬散料, 当帰拈痛湯, 当帰白朮散, 当帰白朮湯, 導水茯苓湯, 導滯通経湯, 二朮湯, 人参湯, 八味丸合人参湯, 八味逍遙散, 八物湯, 八珍湯, 半夏白朮天麻湯, 白朮附子湯, 茯苓飲, 茯苓沢瀉湯, 附子湯, 附子理中湯, 巫神湯, 分消湯, 補気建中湯, 補中益気湯, 補中治湿湯, 麻黄加朮湯, 味麦益気湯, 明朗飲, 理中安蛔湯, 理中湯, 六君子湯, 苓姜朮甘湯, 苓桂朮甘湯, 羚羊角飲, 連珠飲, 弄玉湯, 六物附子湯, 麻黄加苓朮附湯, 加減胃苓湯, 人参養栄湯 [局方], 抑肝散加陳皮半夏湯 [浅井南溟], 抑肝散加陳皮半夏湯 [本朝経験], 茯苓補心湯, 茵蔯五苓散, 藿香正気散, 加味逍遙散, 五積散, 五苓散, 参苓白朮散, 逍遙散, 当帰散, 女神散, 防風通聖散, 香砂養胃湯, 異功散, 胃苓湯, 烏苓通気湯, 越婢加朮湯, 黄土湯
参考文献 C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp 47-50.
C2) 生薬学概論, p218.
同類生薬 蒼朮
備考 日本及び韓国産は Atractylodes japonica の根茎の周皮を除いたもので, 三好白朮, 玉白朮, 嫩根白朮などと称する. 中国産白朮はすべて A. ovata を基源とし, 産地及び加工法の違いにより浙朮, 天生朮, 冬朮, 野朮など多様な呼称がある. 『中華人民共和国薬典』に規定される白朮 (Rhizoma Atractylodis Macrocephalae, Largehead Atractylodes Rhizome) はこのものである. 日本産白朮を「和白朮」, 中国産白朮を「唐白朮」ともいう. 2種ともに精油の主成分は atractylone である. 白朮とその同類生薬である蒼朮の薬効については, その健脾, 燥湿を目的とするのは同じであるが, 白朮は健脾 (健胃) の力が比較的強く, 蒼朮は燥湿 (利水, 利尿, 発汗) の力が優るとされている. そのため, 脾弱の虚証には白朮を用い, 温盛の実証には蒼朮を多く用いる.


詳細情報


  • [ 含有成分]


写真

生薬コード00025941


LC-MS Data

タイプ 試料コード 補足事項
 植物
 生薬 00025941
 エキス 10025941 水エキス
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