CrudeDrug:Armeniacae Semen

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キョウニン (Armeniacae Semen)

一般生薬名 杏仁, xingren, Armeniacae Semen
基原 Prunus armeniaca Linne var. ansu Maximowicz, Prunus armeniaca Linne, アンズ, ホンアンズ
原植物科名 Rosaceae, バラ科
薬用部位 種子
選品 よく肥厚して大粒で, 内部が白色のものが良い. 外種子を除いて用いる (TN).
臨床応用 鎮咳, 去痰, 利水薬として, 喘息, 咳, 呼吸困難, 心下膨満, 浮腫, 腸燥便秘などに応用する.
伝統医学的薬効 分類 止咳平喘薬
薬効 降気, 止咳平喘, 潤腸通便. 咳嗽気喘, 胸満痰多, 血虚津枯, 腸燥便秘に用いる.
薬味・薬性 辛, 苦, 甘. 温.
成分情報 脂質 Lipids:
(*C1):
Oleic acidのグリセライド
ペプチド Peptide:
(*C1):
Emulsin, 抗炎症性タンパク
青酸化合物 Cyanogenic compounds:
(*C1):
Amygdalin
薬理作用 解熱, 気管平滑筋弛緩, 鎮咳, 抗炎症, 駆虫, 殺菌作用.
DNA配列 DDBJ Accession numbers: AF185620
適応症 喘息, 咳嗽, 呼吸困難, 多痰, 浮腫, 便秘
方剤 華蓋散, 加味八脉散, 肺癰湯, 破棺湯, 茯苓杏仁甘草湯, 麻黄湯, 麻黄加朮湯, 麻黄加苓朮附湯, 麻黄連軺赤小豆湯, 麻杏甘石湯, 麻杏薏甘湯, 養肺湯, 苓甘姜味辛夏仁湯, 苓甘姜味辛夏仁黄湯, キョウニン水, 複方キョウニン・キキョウ水, 還魂湯, 橘皮半夏湯, 杏蘇散, 桂枝加厚朴杏仁湯, 桂枝二麻黄一湯, 桂枝麻黄各半湯, 厚朴麻黄湯, 五虎湯, 古今録験続命湯, 紫蘇子湯, 潤腸湯, 潤肺湯, 小青竜合麻杏甘石湯, 小続命湯, 神秘湯, 清肺湯, 続命湯, 大青竜湯, 大続命湯, 治喘一方, 当帰白朮散, 当帰白朮湯, 人参養栄湯 [聖済], 貝母湯
参考文献 C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp 270-272.
同類生薬 桃仁
備考 『日本薬局方』では「杏仁」の基源として, P. armeniaca と変種の P. armeniaca var. ansu の種子が規定されているが, 『中華人民共和国薬典』では「苦杏仁」の其源としてこれらの他に P. sibirica L. モウコアンズ, P. mandshurica (Maxim.) Koehne マンシュウアンズの種子が規定されている. 中国では専ら食用とされる「甜杏仁」を, 薬用の「苦杏仁」と分けている. 両者は種子の amygdalin の含量に違いがあり, 苦杏仁は3~5%,甜杏仁は0.11%である. この amygdalin は杏仁中に共存している β-glucosidase の emulsin などの作用によって mandelonitrile になり,最終的に benzaldehyde, glucose, hydrocyanic acid を生成する. キョウニン水 (杏仁水) はこの benzaldehyde と hydrocyanic acid を主成分とした製剤で, 鎮咳, 去痰薬とされる. キョウニン水は杏仁の脂肪油を除いて水蒸気蒸留を行って製す. Purunus 属で同じように amygdalin (約2%) を含む種子類生薬に「桃仁」がある. 杏仁は上焦に用い, 行気及び水を巡らす作用があり, 気滞を伴う便秘に用いるのに対し, 桃仁は下焦に用い行血作用があり, 血瘀を伴う便秘に用いる.


詳細情報


  • [ 含有成分]


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生薬コード00025889


LC-MS Data

タイプ 試料コード 補足事項
 植物      
 生薬 00025889   
 エキス 10025889 水エキス
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